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内部監査を効果的なものとし、期待どおりの内部監査を実施するためには、内部監査をプロセスとして捉え、内部監査のPDCAを回し、継続的な改善を行っていくことが効果的であるといえるでしょう。ISO/TS16949では、プロセスを”マネジメントプロセス”、”顧客志向プロセス”及び”支援プロセス”に分け、各プロセスについて、「タートルモデル分析」を行い、これを元に内部監査のチェクリストを作成し、内部監査をより有効なものとしています。下記に「図 タートルモデル分析」及び「表 タートル図の記入内容」を示します。
図 タートルモデル分析
No |
項 目 |
内 容 |
1 |
プロセス |
このプロセスで行う主要な活動を列記する。 |
2 |
インプット |
他のプロセスから入手する材料や情報などを列記する。生産計画書、図面、材料、前加工品、法令・規制など |
3 |
アウトプット |
後のプロセスに提供する。製品、文書、伝票、サービス、情報など具体的にリストアップする。QCD要求事項を満たした。 |
4 |
何を用いて |
プロセス運用のために必要な資源、設備、測定機器、試験装置、治工具、作業環境、情報システム、ソフトウェアなど |
5 |
どのようにして |
プロセスの活動に必要な方法、手順は何か。規定、作業指示書、コントロールプラン、SPC、検査基準、管理方法など |
6 |
誰が/誰と |
プロセス責任者、必要な要員、要員の力量、資格、教育・訓練、必要な支援プロセス、アウトソース |
7 |
どの程度まで |
プロセスの監視・測定項目は何か。項目ごとの目標値を明確にする。有効性と効率の両面を考慮する。 |
表 タートルモデル分析
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